【アメリカ英語vsイギリス英語】スペルの違いは3つの法則で解決!頻出単語一覧

「あれ?この単語、スペルが違うぞ…」

「どっちが正しいスペルだっけ…」

と戸惑うこと、たまーにありますよね?

その原因は、我々の記憶違いではなく、アメリカ英語とイギリス英語の違いに起因しているものもあります。

この記事では、アメリカ英語とイギリス英語のスペルの違いを3つの法則から紐解いて参ります。更に頻出単語の一覧も用意しましたので、この記事を読めば、もうスペルの違いで悩むことはありません。

アメリカ英語とイギリス英語の違いを理解し、自信を持って英語学習を進めていきましょう!

本記事の執筆者(Yutori Daddy)の英語力

体験談:資料のスペル修正指示~CenterとLabor~

私はアメリカ英語をベースに勉強し、現在は欧州系の外資系企業で働いています。

ある日の業務中、上司に資料を確認して貰った際にこんな出来事がありました。

My Boss
My Boss

資料いい感じね。

スペルが違うところがあるから修正してね。

Me
Me

すぐに修正します。

(AIに投げればすぐ終わるだろう)

Gemini
Gemini

スペルミスは見当たりません。

もっとフォーマルな表現に直しましょうか?

Me
Me

表現はいいよ。スペルミス無いのか~。

一応ワードでもスペルチェックしてみるか。

MS Word
MS Word

Center:候補⇒ Centre

Labor:候補⇒ Labour

Me
Me

なに!?

まさかイギリス英語か!?

前回のPetrol, Zebra Crossingよろしく、またもやイギリス英語のギャップに遭遇することになりました。

CenterもLaborも私の入力スペルはアメリカ英語では合っていますが、イギリス英語では正しくないという結論です。

なぜこんな違いが出てくるのか、歴史から紐解いていきましょう。

それにしてもWordの言語設定への忠実さは素晴らしいですね。しっかりイギリス英語に忠実に校正してくれます。

アメリカ英語とイギリス英語、なぜスペルが違うの?歴史的背景

アメリカ英語とイギリス英語のスペルの違いは、それぞれの文化的背景の違いと言語を標準化しようとした二人の中心人物の対立が深く関わっています。

American and British English spelling differences - Wikipedia

伝統と語源を重んじるイギリス英語(サミュエル・ジョンソン)

18世紀半ばまでの英語の綴りは非常に流動的で、統一されたルールはありませんでした。この状況を変えたのが、1755年に『英語辞典』を出版したサミュエル・ジョンソンです。

彼は、フランス語由来の単語については、その語源を反映した伝統的な綴りを維持することを重視しました。

その結果、現在のイギリス英語にも、発音されない文字(catalogueの-ueなど)やフランス語風の綴り(centreなど)が多く残ることになり、イギリス英語の基礎となっています。

合理性と独立を目指したアメリカ英語(ノア・ウェブスター)

一方、アメリカ英語は、独立直後の国家としての自立と深く結びついています。その中心人物が、辞書編纂者であるノア・ウェブスターです。

彼は、イギリスの複雑な綴りは学習の妨げになるとし、「綴りを簡略化し、発音に近づける」という合理的な改革を提唱しました。

彼の改革案は1828年の『アメリカ英語辞典』で発表され、その多くが現在のアメリカ英語の標準として定着しています。

【法則で覚える】アメリカvsイギリス英語のスペルの違い3大ルール

スペルの違いにはいくつかの体系的なルールがあります。

ここでは、特に重要な3つのルールを解説します。

ルール1:発音通りに簡略化するアメリカ英語 (-our→-or, -re→-erなど)

ウェブスターが最も重視したのが「発音と綴りの一致」です。

これにより、アメリカ英語では多くの単語がシンプルになっています。

  • -our → -or: イギリス英語でフランス語の影響を残す-ourは、アメリカ英語では発音に合わせて-orになります。
    例: colour (英) → color (米)
  • -re → -er: イギリス英語の-reも、アメリカ英語では実際の英語の発音順に合わせて-erと綴られます。
    例: centre (英) → center (米)
  • 発音しない文字の省略: アメリカ英語では、発音に寄与しない黙字を省略する傾向があります。
    例: catalogue (英) → catalog (米)

ルール2:語源で変わる語尾の選択 (-ise/-ize, -ce/-seなど)

動詞の語尾に使われる-iseと-izeの違いは、語源に対する考え方の違いが影響しています。

  • -ise vs -ize: アメリカ英語は、ギリシャ語由来の-izeを標準とします。一方、イギリス英語はフランス語の-iserの影響を受けた-iseも広く使います。
    例: organise (英) / organize (米)
  • -ce vs -se: イギリス英語では名詞を-ce、動詞を-seと区別する傾向がありますが、アメリカ英語では両方を-seに統一する傾向があります。
    例: defence (英/名詞) → defense (米)

ルール3:アクセントで決まる子音の重複ルール (travelling/traveling)

動詞に-ingや-edを付ける際、最後の子音を重ねるかどうかも米英で異なります。

  • 「l」の重複: イギリス英語では、語尾が「l」で終わる単語の場合、アクセントの位置に関わらず「l」を重ねます。一方、アメリカ英語では、最後の音節にアクセントがある場合のみ「l」を重ねます。travelは最初の音節にアクセントがあるため、スペルに違いが生まれます。

    例: travelling (英) → traveling (米)

【保存版】パターン別!スペルが違う頻出英単語一覧

それでは、ここまでのルールを基に、日常やビジネスでよく目にする代表的な単語を一覧で見ていきましょう。

フランス語影響による差分 (-our と -or)

イギリス英語 (UK)アメリカ英語 (US)日本語訳
ColourColor
HonourHonor名誉
LabourLabor労働
FavouriteFavoriteお気に入りの

発音一致を目的とした差分(-re と -er)

イギリス英語 (UK)アメリカ英語 (US)日本語訳
CentreCenter中央
TheatreTheater劇場
FibreFiber繊維

語源による違い (-ise と -ize / -ce と -se)

イギリス英語 (UK)アメリカ英語 (US)日本語訳
OrganiseOrganize組織する
AnalyseAnalyze分析する
DefenceDefense防御
LicenceLicense免許

子音の重複ルール

イギリス英語 (UK)アメリカ英語 (US)日本語訳
TravellingTraveling旅行している
CancelledCanceledキャンセルされた
JewelleryJewelry宝飾品

その他、覚えておきたいスペルの違い

イギリス英語 (UK)アメリカ英語 (US)日本語訳
GreyGray灰色
ChequeCheck小切手
ProgrammeProgram番組、計画
StoreyStory(建物の)階
TyreTireタイヤ

まとめ:スペルの違いを理解して、英語力をもっと深めよう

アメリカ英語とイギリス英語のスペルの違いは、「どちらが正しくてどちらが間違い」というものではありません。

それぞれの国の歴史、文化、そして言語に対する考え方を反映した、豊かな多様性の現れですね。

どちらのスペルを使うべきか迷ったときは、あなたのメッセージの発信先に合わせ、欧州系かアメリカ系かで統一することを心がけましょう。

この記事で解説した法則と単語一覧が、あなたの英語学習の助けになれば幸いです。

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